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カヤック艤装(魚群探知機のバッテリー更新)

バッテリー故障

魚探のバッテリーとして重宝していたAnker Astro Pro2だが、2年の時を経て、とうとう壊れてしまった。バッテリー残量の表示が0%となってしまい、どれだけ充電しても、0%のままである。
20,000mAhの大容量と12V出力を兼ね備え、その上安価なバッテリーだったが、もう、今は入手困難である。代替え品を探さなければ、魚探が使えない。
しかし、Anker Astro Pro2に匹敵する12V出力で20,000mAh程度のリチウムイオンバッテリーを探すと、物はあるが、高いか、安ければどこの馬の骨とも分からないメーカーだったりして、購入に踏み切れない。

代替え案

実は、いつも一緒に海へ出るマニア達は、HONDEXの乾電池仕様のモデルであり、それを見ていて、毎回電池を買うのも大変だと思う反面、いつでも電源を調達出来る便利さにも憧れていた。充電式は、充電してなかった場合、急には充電出来ないので、アウトである。
俺の魚探はLOWRANCE Elite-4 HDIであるが、こいつは本体に電池を入れることは出来ない。なので今回は、単三電池10本を直列に繋いで、それを魚探の電源としてみる事にした。
LOWRANCE Elite-4 HDIの所要電圧は12Vであるが、エネループ等の充電式電池の電圧は1.2V/本なので、10本直列に繋いだ場合ちょうど12Vとなる。しかも、理論上は、10本で約20,000mAhで、Anker Astro Pro2と同程度の電源となる。
そして、充電式ではない普通の乾電池を10本繋いだ場合は、電圧は1.5V/本なので15Vとなってしまう。LOWRANCE Elite-4 HDIの所要電圧12Vを超えてしまっているが、稼働電圧は10から17Vなので、充電出来てない時や忘れた時は、乾電池を買うことでも対応出来る。

材料調達

エネループは既に持っているので、今回調達した材料は、電池ボックスとDCジャックのみ。費用は約1,000円。ケチれば500円もかからず調達出来る。
なお、DCジャックは前回Anker AstroPro2用に付けていた物とサイズが異なるため交換。今回取り付けるサイズの方が汎用性は高いと思われるため、今後、最適なバッテリーを発見しても、カヤック側の艤装する事なく使えるかもしれない。


電池ボックス


単三電池 10本用 バッテリー ケース
DCプラグ:外径5.5mm 中心部2.1mm

DCジャック

外径5.5mm、内径2.1mm

艤装

俺の場合、ハッチ内にボックスをセット(過去記事参照)しており、その中にDCジャックを付けている。今回の艤装は、そのDCジャックを交換するのみ。プラス・マイナスをしっかり確認し、ビニールテープ等で防水対策だけはしっかり施しておこう。

電源のテスト

作業はすぐに終了し、早速、電源ボックスに充電済みの電池を10本入れ、DCジャックに差し込み、魚探を繋ぎ、電源を入れてみる。が、電源が入らない。“プラス・マイナスを間違えたか?それともどこか断線させてしまったのか?”と考えつつも、何度も何度も電源ボタンを押すが、魚探は反応してくれない。
もう、すっかり完成したつもりでいたのだが、面倒な事になってきた。理論上は電源が入るはずだが、原因を突き止めて解決しなければ海へ出られない。
テスターを引っ張り出して来て調べてみたが、魚探までしっかり13Vの電圧がかかっている。まさかAnker AstroPro2だけではなく、魚探まで壊れたのか?と不安にかられながら、再び全てを接続し、電源ボタンを押してみるが、やはり魚探の画面は真っ黒のままだ。
いつの間にか日は暮れ、俺の悲壮感を助長する。次の解決策が何も浮かばないが、その事実を受け入れたくなかったのか、暗闇の中、何度も何度もただひたすら電源ボタンを、時には長く、押し続けた。
すると、突然、ピロリっと音がして、暗闇の中、魚探の画面が煌々と輝いた!「よぉっしゃっ!」と急にテンションが戻って来たが、原因が分からないままなので、いつでもどこでも電源を入れられる保障はない。
おそらく、最初の立ち上げ時、瞬間的に必要となる電力が供給出来ていない可能性があるが、毎回、何度か電源ボタンを押せば立ち上がるのか?また、他の問題として、どれ程度の使用時間で供給電圧が許容範囲の下限10Vを下回るのか?不安は残っているが、これらを使いながら実験していこうと思う。


2016/11/7追記


11月6日に実際に使ってみた。
電源(エネループ10本)を接続し、数分後に電源ボタンを押したところ、一発で電源が入った。
理由は定かではないが、使用において特に悪影響はないので、これ以上測定等して確認する気はない。
なお、この日は、約4時間の使用において、魚群探知機は安定して作動していた。

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CONVERSATION

4 コメント:

  1. エネループ10本直列では電圧は確かに12Vですが容量は一本のそれと変わらないのでは?
    12v/1900mAhのバッテリーパックが出来上がるだけだと思います
    https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11117387936

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    1. コメントありがとうございます。
      そうなんですね。勉強不足でした。確かに、冷静に考えると直列で電圧も上がって放電容量も上がるって都合良すぎですね。
      となると、LOWRANCE Elite-4 HDIのカタログ上の消費電流が0.75Aなので、計算上、約2.5時間使用できるということですね。
      追記部分については、その時の魚探の使用状況により、消費電流が小さくて、たまたま4時間使えたと。
      おかしいなとは思ってましたが、合点がいきました。

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  2. 突然のコメント失礼しました 私もこちらを参考に艤装させていただきました
    大変お世話になっております つい釣られて(笑)私も同じくエネループのバッテリーパックを取り寄せてさあ加工してみようかなと思った時にふと疑問が湧いて調べたら上記の結果となりまして 多少の容量アップはするようですよ
    並行輸入LOWRANCE Elite-4 CHIRPを使用しております 

     


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    1. 参考にして頂けたとは、嬉しい限りです。
      12V出力の大容量リチウムイオン電池の偉大さを、改めて認識しましたが、手頃な商品が中々見つけられないのが難点ですね。
      艤装を完了させた暁の大漁をお祈りしています。いい季節がやって来ましたからね。

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